ぜんそくと気管支炎
カゼをひくと、ゼイゼイした湿った咳が出やすく、繰りかえしやすいという子どもさんも多いです。
喘息では主にアレルギーや天候、化学物質などで突然気管が狭くなりゼイゼイして呼吸が苦しくなります。0歳児から感染するRSウイルスや1~3歳児中心のhMPVと言われるウイルスは喘息と同じ気管支炎を起こし、感染を繰り返していることがわかってきました。
感染によりアレルギーモードにスイッチが入り、繰り返していると、後で喘息の発病要因になるのではないかという考えもあるくらいです。ウイルスの治療はありませんが、乳幼児では入院が必要になることも多く、症状を長引かせず悪化させないよう早めに治療を受けることです。
また、大人も含め複数感染も多い百日咳、マイコプラズマ、クラミジアなどは普通の抗生物質は効果がないので注意が必要です。
ながの小児科