小児科医は、お子さまの様々な病気を扱う専門家です。どこの科を受診するか迷っている場合、お子さまに関することであれば、先ずは小児科を受診してください。
小児科
小児科は、子どもに関することを何でも扱っている「子どもの病気のスペシャリスト」です。子どもには子ども特有の病気というものがあり、年齢によっても病気のかかり方が異なります。また、お子さまの健康を守るためには、予防接種も大事なことです。さらに、小児科は病気に関することでだけでなく、登校拒否や発達障害などのお子さまのご相談もお受けしています。お子さまの発達状況もふまえながら適切な対応を行っています。
小児科の対象となる方
一般的には、薬の量が大人と同じになる15歳(中学生)頃までが小児科の対象年齢とされています。ただし、日本小児科学会では、平成18年に対象年齢を20歳に引き上げています。アレルギーや先天性疾患など、引き続き同じ医院でみてもらったほうが良い場合もありますので、医師と相談して決めましょう。
当院の小児科の特徴
当院が大切にしていることは、すみやかに治療を行い、病気を重症化させないことです。薬物治療を基本としていますが、必要最低限の薬を使用します。また、根本的な原因を追究し、必要であれば漢方や抗生物質を使用するなど、適切な治療を行っています。
症状の根本的な原因を改善
子どもの病気は範囲が広く、分野もたくさんあります。また、長引く咳や熱などは、感染症とウイルスが入り混じっている場合もあります。当院では、症状の根本的な原因を詳しく調べ、適切な治療を行うことを心がけています。
早く、適切に、治す
病気を早く治すために、症状に合った薬や治療法を選択しています。また、安全性を考え、適度な量の薬を処方しています。必要であれば漢方薬や食事指導なども取り入れて症状の改善に努めています。
診療内容
感染症
小児科の大きな診療内容のひとつが、インフルエンザなどの感染症の診断と治療です。長引く咳や熱が下がらない、風邪にかかりやすいといった症状は、細菌感染とウイルスが入り混じっていることもあります。当院ではそれらの原因を追究し、適切な治療を行っています。
風邪
風邪を引き起こすウイルスは数多くあり、発熱や鼻水、咳などのさまざまな症状があらわれます。風邪をこじらすと副鼻腔炎や中耳炎、肺炎になる恐れもあります。基本的に抗生物質などの薬は逆効果になる恐れもあるので風邪には使用しません。ただし、重症化した場合は、適切な薬を処方しています。
発熱
お子さまの発熱はよくあることです。発熱は細菌やウイルスに対する防衛反応ですので、それ自体は悪いことではありません。意識がもうろうとしたり、呼吸が苦しそうだったりしていなければ、様子をみてからの受診で構いません。
熱性けいれん・てんかん
発熱に伴いけいれんを引き起こすことがあります。また、熱に関係なくけいれんを引き起こす「てんかん」という症状もあります。意識がなく手足をばたつかせる、あるいは呼吸が止まるなどの症状がみられた場合は、すみやかに小児科を受診しましょう。
小児アレルギー
お子さまのアレルギーは、乳児期の食物アレルギーにはじまり、幼児期の気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、学童期のアレルギー性鼻炎や花粉症など、長期にわたって異なる症状であらわれます。当院では、薬物治療と合わせ栄養療法なども行っています。 詳しくはこちら
溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染症
溶連菌感染症の初期症状は、発熱や喉の痛み、倦怠感など、風邪の症状によく似ています。進行すると、かゆみや発疹、リンパの腫れなどの症状を引き起こします。抗生物質による治療が非常に効果的で、放置すると重篤な病気となることもあるため、当院でもすみやかに抗生物質を処方しています。
その他の症状
登校拒否や発達障害も小児科の対象です。これらの症状は、精神的なものが原因のこともありますが、お子さまの発達思春期に伴って起こる一時の体調不良や、食事などの健康管理や生活習慣など環境的な要因も考えられます。
お子さまに関することは、まずは小児科を受診してください。
当院では、お子さまの健康を守ること、症状をすみやかに治すことを前提に診療を行っています。お子さまに多い感染症などの症状をはじめ、アレルギーや精神的な症状、発達に関することなど、あらゆるお悩みに対応しています。普段の食生活や生活環境を見直し、症状の根本的な原因を追究し、治療は西洋医学と東洋医学(漢方)を併用して行っています。お子さまのことでご心配なことがあれば、ぜひ当院へご相談ください。