栄養療法は、食事の内容や習慣を変えることで症状を改善させることです。当院では、健全な精神や判断力、忍耐力、安定した情緒を得るためには、正しい食事をとることが必要不可欠な要素であると考え、栄養療法を積極的に取り入れています。
栄養療法とは
栄養療法とは、症状を引き起こす根本的な原因を見つけ、食事内容を調整するなど栄養を中心とした治療を行うことです。今起きている症状だけでなく、その方の生活習慣や食生活をはじめ、薬の処方歴や住環境などをみて判断するのが特徴です。
サプリメントについて
栄養補助に有用なサプリメントも存在しています。当院でもサプリメントに関するアドバイスをしたり、使用をおすすめしたりはしています。ただし、処方はしていませんのでご了承ください。
当院の栄養療法で扱う診療内容
多動や自閉などの発達障害、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状、パニック障害、うつなど
発達障害
発達障害(多動や自閉など)を持っているお子さまには、著しい偏食状態の方が多いです。食生活を見直し、栄養バランスの整った食事内容にすることで、身体の健康だけでなく脳の健康にも良い影響をもたらします。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎のお子さまは、お菓子を多く食べている方が多い印象です。遺伝子組み換えの小麦や大豆、添加物の多い嗜好品がアレルギーの原因になっていることが考えられます。間食だけでなく普段の食事も和食中心にして、症状を改善していきます。
パニック障害
パニック障害など精神的な障害のあるお子さまは、野菜が足りていないことが多いです。野菜が多めの食生活にすることで、症状の改善がみられることがあります。また、食物繊維を摂取して腸内環境を整えることは、心身の健康にとって重要です。
うつ
腸内環境は「うつ」とも関連性があると言われています。バランスの良い食事を心がけて腸内環境を整えることは、心身の健康に非常に重要です。
食は、身体と脳の健康の要
食は、人間の健康や寿命、精神活動に大きな影響を与えています。正しい食事で心身ともに健康な生活がおくれるように、当院では栄養療法に力を入れています。気になる症状のある方は、気軽にご相談ください。