ながの小児科 ホームページ

 

 

こんにちは。 ようこそ、ながの小児科のホームページです。   札幌市 清田区 美しが丘 3条2丁目 Tel 011−881−1505

札幌市 清田区 美しが丘で診療所を構えて12年目になりました。                    Fax 011−881−1506

高校は東京の国立(くにたち)高校で、北大医学部に入学してからずっと北海道です。

卒業と同時に小児科医の道を選び、最初の赴任地は小樽市立病院、北見赤十字病院に2年ずつ.北大の小児科に戻り、約8年、専攻はおもに子どもの先天代謝異常の病気,生化学とも関連しますが、幅広い病気の分野を担当し、最後は主任(助手、文部教官)をしていました。

その後千歳市立病院の小児科医長を約8年勤め現在に至っています。

 

   たくさんの方にホームページをご覧いただきました。ブログ開設しました。ご相談もそちらでお受けしたいと思います。

すぐにはお返事できない場合もあるかと思いますが、よろしくどうぞ⇒ http://naganoshounika.sblo.jp/

 

友人の先生の撮った写真です。画像クリックで元のサイズで表示されます。

(野幌原生林にて撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<目 次>>

・当院における治療法

1.アレルギー疾患:  ぜんそく  アトピー  鼻炎  子ども(6歳以下)のアレルギー  学童から思春期

2.感染症:  細菌感染症  予防接種

3.神経疾患:  自閉症  多動症、学習障害、神経症、不登校

4.成人のうつ、拒食症、神経症

5.がんの栄養補助、免疫支持

6.糖質栄養 糖鎖 栄養補助剤のお話

                                    

 

<<診療科目>>

 小児科 アレルギー科 

 その他年齢かかわらず 漢方薬や栄養補助による慢性疾患、体質疾患の診療

 アトピー(重度でも可)、自閉、学習障害、ADHD,ダウン症、その他難病、ガンの栄養補助 ←最近力を入れています。ぜひご相談ください。遠方でも相談は出来ます。

 

 

<<診療コンセプト>>

 くすりばかり頼らない、原因から改善できるようなナチュラルな治療を常に考えて診療しています。

 かと言ってくすりは良くないという意味ではありません。病気をなおすために必要な時には上手に必要最小限に副作用もおきないような治療を早期に行うことも重要です。

 

<<当院における治療法>>

1.アレルギー疾患

 アレルギーでは喘息、アトピー など体質、素因も背景にありますが、食生活、栄養摂取の誤り、生活環境、ストレスなどの心理的要因(年長児、成人)によってさまざまです。 症状をおさえるくすりばかり飲み続けてもアレルギーが良くならなければ、なおったり改善したとは言えません。

 

 ・ぜんそく

 最近では喘息の発作がおきない良い薬も開発され、点滴治療や入院も必要でなくなっています。

 治療のガイドラインに沿って行う喘息のコントロールマニュアルもあります。

 いずれにしてもアレルギーそのものを改善している訳ではなく症状を抑える治療にすぎない事は否定できません。アレルギー(とその体質)をなおす治療法がないからです。

 ガイドラインでは子どもが長期にくすりを使用し続けるのが基本になっています。マニュアルは不充分な薬物治療

を標準化させることはあっても、人によっては不必要な治療を続けられる事を防げないと考えます。

 その例がテオフィリン製剤を連用する以前のガイドラインです。

 テオドールなどのテオフィリン製剤は気管支を拡張する薬剤で喘息の発作時には狭くなった気管支を拡げて呼吸

をラクにします。喘息発作時にはその効果からいまでも重要ですが、お茶の成分ですが、興奮性があり、個人差も

大きく、量が多すぎると危険な中毒もあるので、個人に合った量を調節しなければなりません。

 とくに乳幼児では量が少なくても興奮性が高まりやすいので、発熱時にはケイレンを起こしやすくなることが問題になりました。 

 またこれとは別に皮膚に貼るテープの気管支を24時間拡げるタイプの気管支拡張剤もあり、心拍数が上がってむねがドキドキするなどの副作用に注意が必要ですが、剥がせばまもなくおさまるはずなので同系統の内服薬より安全と考えられます。

 治療の目標はこの様な気管支拡張剤を使う必要がなくなる事です。

漢方治療や栄養療法(除去ではありません),心理的要因からの改善をめざします。

 

 ・アトピー

 アレルギーがあるから皮膚炎が起きるのです。タマゴやダニが原因ではありません。

 乳児ではタマゴ、幼児期以降はダニのアレルギーのある人が多いですが、このようなアレルギーがない人でもアトピー性皮膚炎の人もたくさんいます。

 健康であれば、タマゴやダニにアレルギー反応を起こしません。

 タマゴやダニに過剰に反応するからだの内部での何らかのアレルギー反応とその体質が問題なのです。

 ステロイド治療が基本とされますが、これも見た目は良くなっても、塗るのをやめるとまた再発するというのであれば

なおっているとは言えません。

 はっきりと原因がわかってない病気ですが、皮膚は内臓の鏡と言います。

 皮膚の治療も必要ですが、治療が必要なのは、皮膚炎を起こす原因であるアレルギーそのものであるはずです。

 

 根本的な治療がないという現状ですから、見解も治療もさまざまで医者も患者さんも混乱状態にあると言えます。

ステロイドは良くない、という言い方も人の不安を煽るようで好ましくないとされますが、ステロイドばかりに頼るのも好ましくはない面もあります。

 少なくとも乳幼児で長期にステロイドをたくさん使用する事は原則的に避けたいという立場です。

 副腎皮質ホルモンを飲んだり、皮膚から吸収されやすい幼弱児が長期大量に使用されると、本来自分で分泌する

副腎皮質の機能が大なり小なり抑制されます。

 少なくともこの様なステロイドの副作用が起きない程度の使い方をする事が重要です。

 

 ステロイドによる免疫抑制で、感染症に弱く、しょっちゅう発熱する、肺炎や中耳炎になりやすく長引いたり重症になりやすい、神経過敏でいつもキィーキィー泣くなどのことが小児科の立場からは気になります。

 かえって喘息症状が悪化しゼイゼイしやすくなり、食物過敏症のアレルギーの品目も増えて行ってるような印象もするくらいです。

 漢方薬や食事制限ではない栄養のバランス、母乳時では妊娠、授乳中からお母さんの食事栄養指導を行います。

結果的に小さい子ではステロイドによる治療が必要な人は少ないです。

 ずっと軟膏を使っていた場合ではいっぺんにステロイドを中止してしまうと、著しい体調不良になったり皮膚症状が悪くなることもあるので注意が必要です。

 逆にどうしてもステロイドも使用しないと無理な場合もあります。副作用のないように必要最小限の使い方にします。

 難治性のアトピーで何をやっても完治しないという場合症例もあることも事実です。

 

 ・鼻炎

 鼻炎という病名は医学的には妥当ではありません。アレルギーによるくしゃみやはなみずの症状が著しい場合にアレルギー性鼻炎といいます。診断は鼻水を調べて好酸球というアレルギーの場合に増加する白血球の種類を調べます。

 小さい子ではアレルギーによる症状だけが出るとか続くことはあまりありません。多くは細菌が二次感染し、細菌に対する免疫(抗体)がないために長引いて、中耳炎を繰り返す人もいます。また副鼻腔が未発達のため小さいうちは

蓄膿という状態にはあまりなりません。

 

 ・子ども(6歳以下)のアレルギー

 まず赤ちゃんのうちは検査では主にたまご、その他大豆、小麦、乳製品などの食物アレルギーがみられ、アトピー性皮膚炎のかたちでアレルギーの症状があらわれます。アレルギー性鼻炎というかたちでは出現しません。

 妊娠中から授乳中は赤ちゃんの栄養はすべてお母さんの食べる栄養にかかっていますので、さまざまな野菜、豆類、海藻類、純良な植物性オイル、穀物、ナッツ類、きのこ類など和食的な糖質栄養素をしっかり食べるようにして下さい。乳製品も重要です。

 ケーキや卵の摂取の多すぎるお母さんと赤ちゃんの卵アレルギーや乳製品の摂取が多すぎるお母さんの赤ちゃんのたまごアレルギーが相関しているように感じられることがあります。

 母乳のたまご蛋白が濃すぎると、赤ちゃんは消化機能がまだ未熟なため、たんぱく質をアミノ酸分子まで消化出来ず、アミノ酸の分子がくっついたままの高分子の蛋白として腸から血中に吸収されアレルギーを起こすためと私は考えています。 消化機能が発達してくる1歳半から2歳くらいで食物アレルギーは消えていく人が多いです。

 この年齢を超えてたまごなどの食物アレルギーが残っている人はアトピー体質が強いという感じです。

 

 たまごアレルギーについて:アレルギーのうち離乳期にたまごやパン粥を食べて急に顔やからだが真っ赤になったりまぶたが腫れたりすることがあります。即時型アレルギー、アナフィラキシーと言われるタイプのアレルギー反応です。蜂に刺された時も同じですが、ひどい場合は喉頭がや浮腫で狭くなり、血圧も下がり危険なアレルギー反応で、すぐに処置が必要です。  

 たまごを食べて後で何となく皮膚の湿疹がひどくなるという感じのアレルギーは遅延型アレルギーというタイプで、

即時型のように危険なアレルギーとは異なります。

 どちらもたまごアレルギーですが、大きな違いがあり、その説明が充分されずに、混同され誤解と混乱のもとにもなっているかとも思われます。

 

 2歳位からのアレルギー:食事のアレルギーが消える人は消える時期ですが、それまでにカゼをひいたらゼイゼイする、気管支炎を繰り返す、などの症状がとくにアレルギー体質の人で目立つようになって来ます。

 喘息の前触れのようでもあります。

 RSウイルスというウイルスは感染するとひどい鼻カゼから呼吸困難になる位のゼイゼイになり、入院する乳児も多い病気です。その他ヒトメタニューモウイルスとかインフルエンザ、マイコプラズマ、肺炎クラミジア、百日咳などひどい咳、気管支炎、肺炎になることもあります。 このような感染症がゼンソクの引きがねの一つになっていると言う考え方もあるくらいです。

 

 2、3歳から幼児期:食物アレルギーの人は減ってきますが、3,4歳くらいになると、ダニやハウスダストにアレルギー反応を示す人が増えてきます。食物アレルギーが消えて2,3歳頃はまだダニのアレルギー反応が出る人は少ないので安心していたらいずれダニアレルギーが見られるようになり、喘息や気管支炎症状を良く起こすようになります

。この年齢から喘息が目立って来るようになり、人によっては学童期から成人まで喘息持ちの人になってしまいます。

 

 

 ・学童から思春期

 喘息症状が少なくなった人はこの頃になってアレルギー性鼻炎の症状が主に目立つようになります。

喘息もアトピーもアレルギーだけでなくストレスなど心理的影響も症状の悪化に関係して来ます。

 長年喘息の持病の精神的にも負担が大きく、家族の心配も強いものです。必要な手当てはしっかり行いながら、不必要で過剰な心配もする必要はありません。

 医学的に正しく病気を理解、認識して、家庭でも適切な処置が出来るようにします。

 無用な心配、不安感は子どもさんに大きなプレッシャーとなり喘息症状改善の妨げや発作の誘因になる事もあり、月に1回定期的に発作を起こす高校生は親の夫婦ゲンカの影響だったなどという事があります。

 大人ではストレスがアトピー症状の悪化との関連性も強く喘息ともに心身症的側面も重要になってきます。

 

 

                                                                        2.感染症

 ”うつる”病気のことです。おもにウイルスや細菌の感染が原因となります。

例)ウイルス: インフルエンザ ロタウイルス、ノロウイルス(急性胃腸炎) アデノウイルス(プール熱) みずぼうそう(水痘) おたふく(流行性耳下腺炎) はしか(麻疹) 風疹 突発性発疹症

  細菌: 溶連菌  ブランハメラ菌 *ぶどう球菌、ヘモフィルスインフルエンザ菌、肺炎球菌 百日咳 

       サルモネラ菌、キャンピロバクタター菌、病原性大腸菌(0−157など)の食中毒(急性胃腸炎)

  その他:マイコプラズマ 肺炎クラミジア など

 

 感染症はすべて伝染する病気です。  兄弟でうつらない時もありますが、たまたま感染しなかったか、その病原体に抵抗力(免疫、抗体)を持っていた場合です。 みずぼうそうやおたふくのように一度罹ったらずっと感染しないものと溶連菌のように免疫が出来ず(菌の型がたくさんあるから)何回でも感染するものもあります。

ウイルス感染症 

 ウイルスをやっつけるくすりはインフルエンザと水痘・ヘルペスウイルスしかありません。

 プール熱、はしかでもウイルス感染症に効くくすりはないのです。

 突発性発疹症では何をやっても3日間熱が出て、解熱して発疹がで出ます。 目に見えないインヴェーダーのようなもので、ウイルスにプログラミングされたように、数日から5日間くらい熱が出たり、咳やハナがひどくなったり、下痢を伴ったりします。しかし最終的には自分の免疫機構が正常に作動して自力でなおる(自然治癒)のが普通です。

 なかには細菌が感染して肺炎や中耳炎を起こしたり、ウイルス感染が重症になることがあり、発熱したら、夜間なら翌日の受診で充分ですから必ず小児科で診察を受けてください。またくすりをもらっても2日熱が続いたら必ず再受診して経過観察で心配ないか診察を受けてください。

 

 ・細菌感染症

 溶連菌ではへんとう炎を起こしたり、発疹を伴うものを以前、しょう紅熱と言っていましたが、カゼと間違えると、後で急性腎炎や、リウマチ熱(心臓弁膜症の原因となることがある)を起こす事があり、早めに適切に診断し、抗生物質でしっかり治療する必要のある感染症です。抗生物質が良く効きますが、中止した時に兄弟や家族、身近な人からまたすぐ再感染する事もよくあるので注意が必要です。ブランハメラ菌もカゼと区別のつきにくい症状で小さい子で問題となります。 

*印のヘモフィルスインフルエンザ菌や肺炎球菌は小さい子のぶどう球菌とともに、乳児期、幼児期の長引く鼻カゼ、黄色いハナみず、繰り返す中耳炎の原因となる菌です。 菌に対する免疫が不充分なため反復しやすいのです。

 百日咳や細菌ではないのですがマイコプラズマ、肺炎クラミジアはひつこい咳が特徴の気管支炎を起こしますが、マクロライド系という抗生物質が効果があり、普段良く使われる抗生物質は(セフェム系など)まったく効きません。

 

 このように細菌感染では治療に抗生物質はきわめて重要です。誤解が多いので基本的な知識として、ウイルスには抗生物質は効かない、という事だけは知っておいてください。

 溶連菌などの細菌感染でも、インフルエンザでも最初はカゼt区別つかない事も多いので、カゼだから抗生物質は要らない、良くないと言って治療しないと大変なことになります。マイコプラズマ、やクラミジアでもおなじ事が言えます。

 子どもはとくに細菌に対する免疫がなく、最初がウイルス感染であっても細菌も感染して来る場合が多く(二次感染)、あっという間に重症となるので抗生物質が必要となる事が多いと言えます。

 ウイルスが原因である”カゼ”には抗生物質は要らないのですが、細菌感染が原因の場合や後で細菌も悪さをしてきた場合は抗生物質が必要なのです。

 かといって単なる鼻炎、中耳炎で半月1ヶ月も抗生剤を飲んでるケースもみられますが、過剰な使用も考えものです。

 細菌が、時にはウイルスも中耳炎の原因になりますが、抗生物質は耳(中耳)には効果的な量が届かず、なおりにくいものです。

 小さい子でははなみずを吸引したり、抗生物質を最小限にして、免疫を高める漢方治療や栄養補助指導を行っています。中耳炎も漢方薬で治療したり防ぐこともある程度は可能です。

 

 ・予防接種

  ワクチンのあるものは予防接種で完全ではないものもありますが、発病や重症になることを防げます。

  百日咳(3種混合) ポリオ BCG(結核の予防) 麻疹 風疹 みずぼうそう おたふくカゼ インフルエンザ

 などで、完全に防げるものからインフルエンザ、水痘、おたふくのように少し発病して効果の出るものもあります。

 インフルエンザで発熱までは理論的に防げませんが、そこからワクチンによる免疫が作動するので、発熱したか効果がなかったということでもないのです。はしかは重い病気で治療薬はないのでワクチンが重要です。

同じようにおたふくカゼでは途中で髄膜炎や顔面神経マヒや難聴になる事もまれにあり、ウイルスに効くくすりはないのでワクチンが重要なのです。

 

当院では感染症に対して漢方薬の治療も行っています

カゼをしゅっちゅうひく、良く熱が出る、肺炎で何回も入院する、はなみずがずっと止まらない、中耳炎を繰り返す、

その他、虚弱体質であるなど漢方薬や栄養指導など自然なやり方で丈夫に発育するようこころがけています。

 

 

 

3.神経疾患

自閉症、発育の遅れなど発達に関する心配

多動症、学習障害、

神経症、不登校など

ダウン症、脳性マヒ

 

 このような問題は医学的に有効な治療法がほとんどないのが現状です。

 カウンセリング、や訓練療法などが行われていますが、目ざましい効果をあげているとは言えないと思います。

 感染症に弱い体質もあったり、発育や栄養の問題など、子どものあらゆる問題に熟練した小児科医の目の及ばな

 

 小児科医にとってそんな残念なことはありません。

 小児科は子どものあらゆる問題の主治医であり発育を見守るパートナーであるはずだからです。

 

自閉症: 原因は不明ですが、発達、発育の遅れとともに近年目だって増加している印象です。

 母胎から新生児、乳児期に脳は目ざましく細胞が増加し、重量も2倍、3倍になる重要な時期です。筋肉や内臓の発達とその機能の成熟も同時進行します。

 妊娠中から授乳中はお母さんの食べるものが赤ちゃんの栄養のすべてです。

 人間、何を食べてもおなじという事はありません。

 いろいろな質の良い食材をバランスよく摂取する事が、おなかの中の赤ちゃんから授乳中の赤ちゃんの脳とからだの発育のすべてです。

 肉、洋食、お菓子、ケーキでは大人のからだでさえ健康を維持できません。

 日本、中国や韓国、イタリア、スペインなどのヨーロッパそれぞれの伝統食が人間を育て、健康を維持して来たのです。もちろん添加物や農薬まみれや、見かけだけで栄養価のない食材では意味がありません。

 胎児期から授乳期、離乳期から幼児期思春期、成人、老年期を通じ、食が人間の生命、健康、精神活、老化を防ぐすべての源だからです。 

 必要な栄養素が不足は子どもの正常な発達、発育、病気に対する抵抗力(免疫機能)の大きな妨げになります。

 食文化のファーストフード化、コンビニ化インスタント化は、良い食材の栄養素を生かした調理による栄養摂取という人類の食の基本が失われホモサピエンスという種の維持、存続の危機をもたらしかねないと心配するくらいです。

 

 当院では自閉や発達の遅れの子どもさんの栄養指導、栄養補助、漢方薬による発育支援を行っています。

 脳の発達の盛んな重要な時期なので早期に開始する事が重要です。

 

多動症、学習障害、神経症、不登校: 

 最近はキレやすいなどと言います。落ち着きがない、授業をじっとがまんして聞くことが難しい。人間同士のコミニユケーションがうまく行かず、意思の伝達や表現がうまく出来ない、自発的な意思の発現(言われたことはするが、自分からはしない)など学校での適応力や学習についてゆく能力の低下や粗暴な行動など学級崩壊という言葉までよく耳にするようになりました。

 健康な子どもであれば、活発で何事に対しても好奇心旺盛で興味を持ち、時にはわるさもして、親や先生に叱られ、たづなを引くようにおさえてコントロールし、それでもすなおに言うことも聞き、授業をちゃんと聞き、自発的に勉強もする。人の気持ちも理解出来て時にはけんかもしながら仲直りし、走り回ってよく遊び、サッカーや野球に夢中になる。いじめられてもめげず、いじめたらいつか反省し、仲直りしてまた皆で遊ぶ。

 自分の子どもの世界はそんな感じだったと思います。

 本来子どもは生命力にあふれ活発なエネルギーを持ちじっとしていられるような生き物ではありません。

 道路はあぶない、変な人がいる。外や公園では一人で遊べない、子どもも少なくて、塾とかもあるので遊び相手もいない。いまの子どもの世界はこんな感じでしょうか。

 朝ごはんを食べない子が乳児でも増えているとの事です。牛乳が余って、牛乳を飲まない家庭も多くなったとの事です。

 食事が人間のエネルギー源なので、食べなければ勝負になりません。ハンバーガーとお菓子、清涼飲料水ではエネルギーは足りても、必要な栄養素は足りません。

 今の子どもの世界はストレスにあふれています。のびのび好きに生活できるというより、規制だらけです。きっかけはささいなことでも過剰に反応してしまいがちです。

 ストレスに打ち勝つ力の源はバランスのとれた食事、栄養なのです。正常な思考力、j理解し理性的に解決しようとする考え方は健全な食や適度の運動(からだを使う事)から生まれます。

 

 漢方医学には”気”という概念があります。生命力のエネルギー、活力、気力、免疫力、健康を保ち、取り戻す力などを総合的にあらわすものです。

 現代医学には人間の精神力や生命力という事については解明されてないに等しくこのような理論はありません。 東洋医学による理論では、”気”には生まれつき(DNA)受けついだ気と、生まれてから補充してゆく気(後天の気)があります。 生まれつきエネルギッシュな人と物静かな人などの個人差はあると誰でも感じるところがあるでしょう。 ”元気”は元々の気、”病気”は気が病うという意味なのです。

 後天の気、日常生活で気を補充するものは何かというと、食べ物なのです! 総穀の気、大地の気といって自然界から得られる穀物、野菜、果物、きのこ、ナッツ,種子、海藻類、乳製品(原材料は草です)などです。

 これは是非考えるべき重要な食の基本です。人類発生以来、類人猿の時代から、人間という生物はこのような食物を食べて生存し種が存続して来たのです。 ほとんどが、植物、炭水化物であり、三大栄養素のうちの糖質という重要な栄養素なのです。人類はさまざまな植物栄養素をからだに取り入れる代謝経路を身に付けて来たのです。

 獣や魚などから得るたんぱく質や脂質(脂肪)は食事のごく一部に過ぎなかったのです。

 特に農耕民族が主体である日本人は太古からの食生活から狩猟民族である欧米人よりも肉類(たんぱく質、脂質)の処理能力(代謝能力、経路)が低いことも推定されます。

 植物性の食材が糖鎖という細胞の働きに必須の栄養素のもとであるこことが、最新の生物化学の研究により、明らかになって来ました。

 

4.成人のうつ、拒食症、神経症:

 もともとの食生活にも遠因となる背景がある可能性があり、具合が悪くなると更に栄養摂取不足となり、健康な精神活動や判断力に支障をきたす悪循環となると考えられます。

 病気とまでいかなくとも、マイナス思考、ストレスへの耐用力低下、心身の疲労感を感じます。

 

 治療:当院では心身症的不調に栄養指導、補助と、”気”の異常に作用する漢方薬により、心身の不調を健全化されることを目指して診療しています。

 

ダウン症、脳性まひの患者さんの健康管理も行っています。

その他先天代謝異常症の疾患についてもご相談ください。

 

ここからは成人の健康問題についてです

 

成人の疾患、難病、がんの栄養補助、免疫支持(漢方)、加齢による衰え、不調、中年期男性、女性の更年期、心身の疲労などのも扱っており、好評をいただいています。 

 原因や重症度、進行時期などにより結果は個人差がありますが、是非ご相談ください。

 

a.がんの栄養補助、免疫支持

 小児科医の私ががんの事にかかわることに不思議に思われるのも止むをえないとおもいますが。

小児科医は子どものあらゆる病気や健康の問題にかかわる子どものかかる病気をすべて扱い関わり、治療するという意味での専門家です。がんの専門病院では新しい抗がん剤や使用法の改善などにより、”専門的"に最先端の治療が行われ、以前より治療成績も上がっているはずです。

 小児科医として長年子どもさんにかかわっていると、自然にお母さんやおばあちゃん、仕事上の知り合いから健康問題や病気の相談を受けるようになります。治療は皆さんそれなりに受けている人ばかりです。

 その人の治療に直接タッチしていないだけに、かえって本音の心配や不安なことなどの相談を受ける事も多いのです。

 いちばん印象深いのは、製薬メーカーのMさんです。N県に単身赴任している時に強烈な仕事上のストレスが続いている時に大腸がんを発癌しました。

 ストレスは人間の免疫力を低下させます。がんの家系(遺伝子)や有害環境物質により発生する癌。C型肝炎やその他ウイルス感染から発癌する場合もあります。

 ストレスによる免疫低下は中年期以降ではがんを発生させる大きな危険因子となると考えられます。

精神的なストレスだけに留まらず、激務、不規則な食事と栄養の偏より、睡眠不足、過度の運動または運動不足などの生活習慣による肉体疲労も広い意味でのストレスとなり、免疫能の低下を招くと考えられます。

 免疫が低下すると、毎日体のなかで製造ミスを起こしている細胞を正常な細胞と区別して破壊し排除する正常な免疫の働きが阻害され、増殖性の強い悪性(癌)細胞の限りない増殖を許してしまう結果となります。

 がんが幸運にも早期に発見されれば手術で摘出され、周辺臓器に細胞レベルで転移がなければそれで終わります。早期であっても転移いやすいがんもあり、転移の恐れがあるか転移が認められる場合は抗がん剤や放射線照射治療が行われます。

 Mさんは肺に何回も転移し、その都度内視鏡で手術、1回は肺の一部切除、脳(脳の膜?)にも転移し切除しています。Mさんに札幌で再会したのはそんな時期でした。

 Mさんはそれでも元気に仕事を続けていて、再開したのも夏のテニスコートです。私はそんな事なら免疫力を保つために僕は漢方もやってるよ、とお話しMさんの希望で漢方薬を飲むことから始めました。前後して更に1回肺の転移を摘出する手術の為1ヶ月ほど入院しています。

 その後は肺は再発することなく経過していましたが、冬になって肝臓への転移が認められ、1月に再度入院。

肝臓にチューブを入れ抗がん剤の全身投与と局所注入が開始されました。CEAというがんの数値は数百あり、それでも9月頃には40代まで下がりましたが、数値は横ばいから上昇気味とされていました。

 私はこの年から紹介されていた糖質栄養剤(多糖類や糖鎖の複合体)の使用を始めていたので、Mさんに勧めてみました。 彼は、先生僕はいろいろなものも試しました。アガリクスなんかは何万円もします。先生の漢方でもずいぶんいいので,じゅうぶんですよ。栄養補助剤の類いは信用してません。、、というのがMさんの最初の反応でした。

 うん、そううか、わかったよ。でもインターネットで糖鎖のことは解説されているから是非それは見てみてね。

って私は言いました。

 その後1週間もしないうちに、Mさんが来院して、先生!僕はやっぱりあれをやってみます。ということで糖質(糖鎖)栄養補助剤を開始したのです。製薬メーカーに長年勤めていて薬の事も良く知っているプロであるだけに、最先端の糖質化学の栄養素をがんの(補助)治療に使うという可能性が理解し得たのではないでしょうか。

 私とおなじ団塊の世代で千歳市立病院に勤務していた時からの仕事上とはいえ古くからの知り合いです。仲のいい小児科の同僚とは同じ中学か高校の幼な(?)なじみです。

 私としてもがんに負けてもらいたくありません。

 最初に漢方を勧めた時の私の気持ちも、このままMさんのがんがどんどん進行してほしくない。元気にテニスとゴルフを続けている私の知っているMさんのままでいてもらいたいという気持ちだけでした。

 漢方を勧めましたが、理論的、経験的に免疫力を正常化させる、強化するとはわかっていても、何回も転移している人に対して役にもたたない事を勧めるような余計なおせっかいをしてしまったのではないかと私も一緒にMさんの身の心配事を背負い込む事になり、重い責任を感じました。

 ですからなんとしてもMさんには病気に打ち克ってもらいたい一心でした。

 抗がん剤や放射線照射はがん細胞だけでなく、正常な細胞も殺します。免疫機能も低下します。自分の身を削って、体の中のエイリアンを殺すという治療です。

 がんに対抗する為には自分の免疫で増殖と転移を阻止する事も根本的に重要です。

 抗生物質で細菌を殺す、がんの細胞を抗がん剤で殺す。やむを得ない治療ですが、正常な細菌も正常な細胞も一緒に殺してしまう。ある病理の先生ががんで亡くなった人で、がんはからだのどこにもなかったという話がありました。

 抗がん剤による免疫低下は、細菌やウイルス感染に対する抵抗力(免疫)の低下も心配なところです。

 

 Mさんは、苫小牧の知り合いのドクターから医師会主催で患者さん達の前でMさんの闘病生活を話してくれと言われ、いやだいやだと本人は言っていましたが、昨年秋にスピーチもしたとのことです。

 現在、抗がん剤はそろそろ2週間に1回にしようかと言われているそうですが、もうそろそろ抗がん剤を止められないのだろうかと私は思うのですが、死にたくないから、とMさんがはじめて言った言葉で、抗がん剤を続けるMさんの気持ちもわかる気もしました。

 

 もう一人、うちの患者さんのTちゃんのおばあちゃんも、胆管がんで抗がん剤の治療中でしたが、顔色が黄土色で、消耗が激しい様子でMさんとおなじように漢方と糖質栄養を勧めて、肝臓の影は消え、胆管のがんもかなり小さくなりがんの数値も正常に近づいていて、正常値になったら抗がん剤を止めると言われているそうです。準公的病院で治療を受けていますが、Yさん(苗字)何かやってるんでしょ?と担当医の先生から言われたそうです。

医局の症例検討カンファランスでかなり話題になったそうです。

 

 以上のように私のかかわった人ではっきり良い結果があった人はまだ二人です。

 早期か進行がんか、どんな種類のがんか、転移しやすいがんか、全身転移していて手術不能なのか、抗がん剤が有効ながんなのか、効かないがんなのか、病気と闘う精神力、体力、免疫力のある人なのか、がん家系の人なのか、若いのか歳なのか、、きりのないほど、がんとひと口で言っても条件が違います。

 がんで死ぬ人はたくさんいます。抗がん剤は殆ど誰でも治療を受ける訳です。

 それでも人によって結果が違います。Mさんや、Tちゃんのおばあちゃんみたいな人がいることも事実です。

 誰でもがんと闘う意思は重要です。生きようとする意志と、すべき事をする事が重要です。

 

 糖質栄養素は細胞レベルでのさまざまな酵素の働き、細胞が正常に機能するための原材料(生化学用語では基質)を供給し、普段の食事からは摂りきれない種類と量とバランスの糖質栄養素摂取により、本来備わっている免疫機能その他の生体機能を正常化、賦活化し健康を取り戻すものです。

 糖質栄養素は細胞膜表面の複雑な鎖状のアンテナのような構造物(糖鎖)を形成し、糖たんぱく質の糖の部分を構成し、DNA,RNAとは別に遥かに上回る量の細胞同士の情報伝達をおこなっています。

 糖鎖を通じ細胞の分裂、増殖の情報伝達も行いますが、誤ったがん増殖の情報伝達を遮断したり、レセプター(受容体、アドレス)に競合、正しい情報伝達をして、がん細胞の増殖、転移を防ぐと考えられます。(詳細はまだ不明)

また糖質栄養素は骨髄の造血幹細胞の分化、増殖を調整、促進し、肝臓の細胞の再生、神経細胞、心筋、骨格筋細胞の再生を促すことも少しづつ解明されてきています。

 

 ◎当院ではがんの栄養補助、漢方薬による免疫支持、栄養管理をおこなっております。

遠隔地の方は栄養補助について紹介致しますので、Faxで相談内容と氏名、年齢連絡先を簡単にお送りください。

 Fax 011-881-1506 Tel 011-881-1505

 

ドクターの方も検討される方は是非ご連絡ください。

 

糖質栄養 糖鎖 栄養補助剤 のお話

 

 栄養補助剤やアガリクスのような高価なものやサプリメント、ビタミン剤が氾濫しており、その効果も不明なものが

殆どではないかと思います。単一の成分で何かの病気や健康に目ざましい効果がはっきりするものも稀です。

 ひざの関節炎での糖鎖の原材料のひとつである、グルコサミンの効果ははっきりしており、天然の植物由来のものはさまざまな生物学的効果がある可能性があります。

 糖鎖は植物や乳製品、海藻類、きのこなど人間が食物として摂取して来たものに含まれる三大栄養素のうちの糖質栄養素です。炭水化物、多糖類、グルカン、植物繊維などと言われますが、1990年代から生物化学の分野で分析技術の進歩、科学インフラの進歩により急速に研究が進んで来た、栄養学的にも重要な知見です。

 

 それまでは糖というと、ぶどう糖がエネルギー源であるという程度にしか栄養学でも捉えられていたに過ぎません。

 単糖類は8つの人間にとって必要な糖があり、ぶどう糖(グルコース)の他、フッコース、マンノース、ガラクトース、

Nアセチルノイラミン、Nアセチルガラクトサミン、Nアセチルグルコサミン、キシロースという単糖(糖の基本分子)とその化合物、が食事から必要なだけ摂取されて、適正なたんぱく質、脂質とともに、人間の細胞レベルで利用され、人間の成長、細胞の分化、細胞間の情報伝達によりホルモン、代謝、骨髄における幹細胞から赤血球、白血球、血小板、肝細胞、神経細胞、筋細胞の再生、神経伝達、免疫機構、抗酸化=抗老化などあらゆる細胞レベルで生化学的な働きを行っていることがわかって来ました。

 8つの必須の単糖は細胞膜表面に複雑で精密な鎖状の分子となり、メールのアドレスのように、ホルモンや生物化学物質創ってを送ったり受け取ったりします。病原体やインフルエンザウイルスの進入部位(レセプター)も糖鎖が関係しています。細胞の分化や増殖にも糖鎖が他の細胞に遺伝子情報を伝達するので発ガンやがんの増殖、転移にかかわっているのです。

 

 糖鎖の原材料はすべて食事由来です。しかも単糖からあらゆる糖鎖を細胞内で合成しているというより、食事の材料から最も利用しやすい化合物としての糖鎖、あるいはそのコンポネント(パーツ、部分品)から優先的に利用されることもわかって来ました。だから質の良い野菜や穀物、豆類、乳製品、海藻類、イモ類、きのこ類、ナッツ、植物オイルなどを食べるべきなのです。これらの糖質栄養素で食事の7割を摂るべきであるという事です。

 これは新しいことでも不思議なことでもでもありません。人類が太古の昔から食べていた食事だからです。

長年このような食材で人類が生存し存続し種が保存されてきたからこそ、今われわれが存在するのです。

これらの栄養素を有効に利用して生存するためのたくさんの代謝経路が遺伝子により備わっているのです。

 大型哺乳動物である熊やマウンテンゴリラでも肉や魚、昆虫などから摂取する動物性たんぱく質や脂肪は食物の3割にも満たないそうです。現代の日本の食事は炭水化物が不足し、肉や脂肪が多くなりすぎています。

 人類学的には無理な栄養バランスです。

 健康維持と老化や病気を防ぐ源である栄養のバランス、糖質栄養素の摂取不足はストレスに打ち克つ力、がんになりやすい体内環境、ホルモンの異常、さまざまなからだの不調、難病のもとになりかねません。

 

 糖質栄養補助剤の意味

 栄養の重要性 対象疾患(欧米40数カ国特許認可、米国製品)

 

 糖質栄養素、単糖類とその複合物質(糖鎖またはそのコンポーネント)が多種類含有された栄養補助(食品分類)を

取り扱い、紹介しています。原材料はすべて天然の野菜果物(主に子どもさん向け)は偏食で野菜の摂取が少ない人に植物性糖質栄養素の補充に良いです。芽キャベツ、ブロッコリー、完熟トマト、ケール、カリフラワー、パパイア。マンゴー、緑茶パウダー他天然で栄養価の高い植物、果物から精製されたゼリー菓子(グミ、アレルギーを起こすグミではありません)です。 

 最近では偏食、野菜を食べない子どもも多く、無機肥料栽培、工業的大量生産や完熟しないまま出荷する野菜の栄養価の低下も心配されます。有機肥料、自然栽培されたものは見た目が悪くても味と栄養がまったく違います。

 残留農薬の問題もあります。若い人の外食や弁当の多い生活では野菜が圧倒的に不足しているはずです。

 野菜、果物はビタミンだけを摂る目的ではありません。糖質(糖鎖)が基本的に細胞レベルで必須の人間の健康維持、生命力維持、生存のために必須の栄養源なのです。生命、健康維持のために必須の栄養素なのです。

 ビタミンは栄養のもととなる食べもの、材料をさまざまな酵素が代謝する助けをするもので栄養素ではありません。

 食べるべきものを食べないでビタミン剤や、ミネラル、サプリメント、単品の栄養剤と称するものを摂取してもほんとうに健康の役に立つものは少ないのではないでしょうか。

 

繰り返す中耳炎、発熱。ぜんそくの子どもと栄養

いま土曜当番で来た2歳代の子どもさん、2ヶ月間ずっと中耳炎で耳鼻科に通院治療中で、いろいろな抗生物質その他をずっと飲んでいるが、なかなか良くならずなおらないので、鼓膜にチューブを入れる話をされているとの事でした。わずか10数年前まではあまり多くなかった事ですが、最近ではめずらしくないくらい多いケースです。

 免疫力が低下しているとしか表現のしようがありません。聞くとやはり、牛乳は飲むものの、野菜類はトマトを食べるくらいで殆ど食べず、偏食が強いとのことです。 偏食傾向の強い子どもは感染症にかかりやすく、免疫低下から自己治癒力に乏しく抗生物質による治療も効果的でないことも多く、根本的な解決にはなりません。

 また偏食傾向の強い人はアトピーや喘息との関連も否定できません。

 不足している植物性栄養素の補給、食の改善と漢方薬でこの様な状況からの脱却が期待できます。

栄養の重要性

 昔は出されたものを食べないとおこられたものです。

 むかしからの知恵で健康のために食べなくてはならないものは絶対食べないといけない、人間が生きる上で病気すると生死にかかわるだけにしっかり食養生、食べ物が健康と病気を防ぐすべてという考えが生活の基本であったと思われます。

 病人には栄養(滋養)のある食べ物を食べさせる、それが基本でした。 

 中世以前のイスラム圏では病院で病人にナツメや果物その他病人によいと思われる食事を治療食として出していたそうです。十字軍を通じその後ヨーロッパにも食事と栄養の認識が伝えられたといいます。

 チャングムというTV番組でも韓国の宮廷料理と薬膳治療は食と健康、病気の治療、漢方治療との密接な関係がよくわかります。

 もちろん中国の宮廷料理も皇帝の健康と長寿のための豪華な料理でした。漢方薬が発展したのも同じ背景と考えられます。

 それが庶民も美味しくてからだに良いものを食べる食文化と食材を選んで健康維持や病気の治療をする中国の伝統となっていると思われます。漢方薬の殆どが植物(ショウガ、シソ他)の食材、ハーブの様な薬草の長い歴史のなかで作られた配合から薬効を持つことと共通しているのも興味深いことです。

 

老化、抗老化 いつまでも若々しく健康に

 子どもは育ち、若ものになり、成人になり、いずれは皆歳をとってゆきます。まだ歳はとりたくない、と自分自身思っています。歳をとるとはどういう事なのでしょうか?人間、歳をとっていずれは死ななくてはならない。

 たしかに避けられない運命、秦の始皇帝は家臣、薬師(くすし)に命じて、中国国内各地に不老長寿のくすり(薬草や食べ物)を探しに行かせました。不老長寿のくすりは21世紀の今でも見つからないので、秦の時代にも発見されませんでしたが、中国漢方薬の基礎、発展のもととなり、食と健康の関係などの認識が深まったものと考えられます。

 人間には120歳くらいの寿命があるはずと言います。私としても根拠は知りませんが、昔は感染症やむし歯やおできでさえ命取りになりかねませんでした。 現代医学の進歩により、細菌感染の抗生物質によりかなり治療ができるようになり、細菌感染での死亡は減りましたが、ストレスや運動不足、食生活によるメタボリックシンドローム、環境の悪化などの要因でがんや糖尿病、自己免疫疾患など新たな現代病が現代人の寿命を縮めていると言えます。

 21世紀になっても、ウイルス感染に効くものは水痘・ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬と21世紀にようやく抗インフルエンザ薬が開発された程度で、サイエンスとしての現代医学はまだまだ不完全なものに過ぎないという認識を持つことも病気の診断や治療を判断する上で重要です。現代の医学が決して万能ではなく、まだまだわからない事が多く、決して最善の治療法で完結している分野ではないのです。

 若さは人によって違います。40代、50代でもがんや成人病にかかる人、更年期症状や疲れ、衰えを感じる人、悩みやすい人、見かけもおなじ年齢でも違います。

 なぜこのような差があるのでしょうか?遺伝的に寿命の短い病気もあります。老化と細胞の酸化などの関係もひとつのメカニズムと考えられていますが、生命現象のすべてを解明するには医学、科学の分野でもまだまだです。

 がんや糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などのを減らし、リウマチや膠原病などの自己免疫疾患をよりナチュラルな方法で改善し、脳梗塞などの後遺症や神経、心筋細胞の再生がある程度可能で、認知症、うつ、神経症の改善が図れれば、歳をとっても人生のクオリテイーは全く異なったものとなります。

 

 私の小児科でお母さんの心身の不調やおばあちゃんの腰痛から慢性疲労、さまざまな不調を感じ、いろいろな薬も

飲んでいてよく相談を受けます。

 たいていは病気というより、更年期や疲労などが背景にあり、人により症状はさまざまですが、心身の不調を来たしているものです。

 漢方薬の考え方は症状にとらわれるより、その人の不調を正常化させることにより、結果的に不調な症状も改善して行くという発想です。

 その人の健康な状態(ホメオスターシス、恒常性)を取り戻すことから始めるのです。

 漢方薬でその人の不調なところに働きかけ、気持ち(気)にまで働きかけ健康を取り戻そうとするのですが、漢方薬の薬理作用が充分に発揮されるためには、材料となる基質(栄養素)が必要です。

その意味で食事ですべては補給出来ない栄養の補助が必要となるのです。

 

 何よりも、いくつになっても、気力も体力も衰えず、肉体労働やスポーツが出来、起き上がる、立ち上がるなどの身のこなし良く、自分のからだの面倒は自分でみれる。がんや成人病とは無縁で、悩まず、記憶力,判断力も衰えない。

 そのような健康な生活を長く続けることが幸せな人生と言えます。

 40代、50代からそのための準備、日々の健康管理が必要なのです。

 

 

対象疾患(40数カ国の特許に記載された臨床データの病名)

 

アレルギー:

ぜんそく、アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性結膜炎

 

感染症、免疫:

インフルエンザ、カゼウイルス感染、エイズ、ヘルペス、いぼ、パピローマウイルス

慢性中耳炎

免疫不全症候群

 

神経疾患:

精神分裂病、うつ病、不安神経症、脅迫神経症、心因性発作、潜在性内向タイプ

チック、トウレット症候群、自閉症

ハンチントン舞踏病

脳性マヒ

多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、多発性神経障害、脊髄損傷、閉鎖性脳挫傷

 

先天性疾患:

ダウン症候群

テイサックス病、家族的黒内障性痴呆症、網膜色素変性症、色盲

筋肉ジストロフイー症

 

老人性疾患:

脳卒中後遺症、アルツハイマー病、パーキンソン病、網膜黄斑部の変性

 

がん:

白血病、リンパ種,肉腫、腺がん(乳がん、前立腺がん、大腸がん、胃がん、卵巣がん、肺がん

 

糖尿病

 

難病、自己免疫疾患

SLE、慢性関節リューマチ、変形性関節炎、潰瘍性大腸炎、クローン病,突発性心筋炎、ウエジナー肉芽種

甲状腺(炎)、骨粗しょう症

 

その他

環境毒素による症候、アルコール中毒、枯葉剤症候、湾岸戦争症候群、コカイン中毒

四肢の痛み、冷え・潰瘍・凍傷、糖尿病に伴う症状

 

運動能力向上

 

 

終わりに

 上のリストを見ると治すという事の難しい疾患ばかりです。脳や神経細胞の損傷があって、かなり時間の経過している場合は組織の修復や再生はかなり難しそうです。

 染色体異常であるダウン症が栄養で良くなる訳がないと、最初は思いました。私のところでまだダウン症で栄養補助が続いている人は殆どいませんが、アメリカや日本でも熱心に取り組んでいる家族の方は多く、増え続けているようです。小さいうちは心臓の壁に穴があいている中隔欠損の人も多く、これが成長とともに閉鎖する人もたくさんいます。通常はお腹のなかにいるうちに閉じるべきものですが、遺伝子のプログラミングミスかその応答がうまくゆかず、閉じないまま先天性心疾患となって残ると考えられます。このような時期に充分な糖質栄養素が存在することで、分化と成長、発達というプログラミングが出来るだけ正常に作動する助けになると考えられます。

 そのためには早ければ早いほど、小さいうちからの開始が良いと考えられます。

 また知能の発達の遅れも、自閉症の子と同様に早期に脳の発達に良い栄養環境にすることで、知能の発達の助けになることが期待されます。

 自閉症の子どもさんは何人か栄養補助を始めて、もう1年になる子どもさんがいます。一人は目ざましく発達し、市の発達相談室と幼稚園の先生が驚くほどです。

 もう一人の子どもさんは落ち着いた感じが出てきて、理解力はまだ不充分ですが、幼稚園で過ごしています。

 もう一人は3歳でけいれんの薬を服用中すが、理解力、落ち着きなどの面で違って来ています。

診察室で怖がって泣き叫ぶ子どもさんがよくみられます。パニックを起こしたように激しい恐怖感にとらわれているような場合があります。聞いてみると偏食の子どもさんが多いのです。

 栄養の補助をするとそのような事がすっかりなくなることが多いのです。状況が理解でき、怖くないと納得できるようです。

 学習障害の小学校高学年の子どもさんもすっかり落ち着いて授業を受けることが出来るようになったそうです。

お母さんに成績を聞くとそこまでは?という感じでしたが。

 栄養補助により、英単語をめきめき憶えるようになったという小学生がいました。

 

がんや難病、発症してからの時間経過など人によって変化はさまざまです。漢方薬でもそうです。

皆がおなじ事をして同じような結果が得られるものではありません。

 

もともと厳しい闘いであるがんや難病はなおさらです。

 

願わくは、害がなく、良い結果が期待できる怪しくないことで、手をこまねくのではなく、するべきことはすることが大切であると思います。

 

 漢方薬や栄養補助はその人の代謝、正常な生理機能を上回って作用するという事が理論的に少ないので、一般的には目立った副作用はすくないと言われます。

薬事法上、これこれの効果があるという表現は出来ませんのでお含みおき下さい。効果には個人差があります。

期間は最低3ヶ月から6ヶ月必要とされます。異なった栄養環境で細胞がリニューアルするのにこれくらいの期間が必要ということです。